「卵の価値をあげる」
私たちの取り組み
1974年に創業したマルフクは、今日に至るまで鶏卵に関わり続けてきました。卸売からスタートした私たちですが、現在はニワトリを育て、卵を生産する農場と、卵を加工製品にする加工工場を有しており、生産・加工・流通までのすべてを手掛けています。
時間をかけて、事業領域を少しずつ広げてきたマルフクですが、常に心掛けているのは、「卵の価値を上げる」こと。現在、卵の生産業者は日本全国にあり、どこにいても安価で美味しい卵が手に入ります。しかしその反面、味や栄養の違いがわかりづらいという側面がある。魚や肉は産地によってブランドが違い、それに応じて値段、すなわち提供価値も違うのですが、卵はそうなっていないのが実情です。
そのような状況に対して、私たちは生産から配送までを一気通貫で手掛ける企業として、美味しく、栄養があり、ほかとは違う特徴的な卵の提供を目指してきました。まだ道半ばですが、「マルフクの卵は違うね」と、多くの人に言われるような商品を提供していきたいと思います。
「人の和」を大切にし、
みんなで成長していける組織を
そのような私たちが組織を作る上で、もっとも大切にしているのは「人の和」。
卵を作り、その良さを伝え、取引先様に届けていくために、特別な才能や能力は必要ありません。それよりも大切なのは、組織内の調和と連携。生産した卵を安全に配送するために、コミュニケーションを密にとる。チームワークを大切にして、全員で力を合わせて仕事に取り組む。その積み重ねが、価値の高い商品づくりにつながっていくと考えています。
また入社当初は、卵や業界に関する知識の有無もあまり重要ではないと考えています。たくさん知識があるに越したことはないですが、それだけでは業界の常識にとらわれてしまい、頭が凝り固まってしまう可能性もある。異業種での知見があったり、未経験でも消費者の目線を持って意見したりする方が、新しい発想につながっていくこともあるのです。
人の和や協調性を大切にしながらも、様々な考えや意見を交わす職場を作ることで、みんなで成長していける組織にしていけたらと思います。
「もっと」にこだわる、
マルフクだからできること
2019年、マルフクはこのような思いを、「私たちが大切にしていく考え」として、【「もっと」に、こだわる。】という言葉にまとめました。
前述の通り、卵は生産者やブランドの違いがわかりづらいため、その違いが消費者に伝わりづらい側面があります。私たちはそのような状況で、「どうしたら、もっと栄養があり美味しい卵を作ることができるのか」「どうしたら、もっと素晴らしい会社を作っていくことができるのか」を突き詰めていきたい。そして高付加価値の商品を世に送りだすことで、県内のみならず日本全国の方々にマルフクの卵の良さを知っていただきたい。「もっと」を合言葉に、少しの違いにも徹底的にこだわることで、私たちにしか作れない美味しさや栄養価、新鮮さのある卵を追求していきたいと考えています。
マルフクはこれからも、人の和を大切にし、「もっと」にこだわる仲間とともに、たくさんの挑戦を重ねて、さらなる成果を生み出していきます。